ドイツ外交・安全保障専門家との意見交換会

ドイツ外交・安全保障専門家との意見交換会

2026年9月28日、コンラート・アデナウアー財団(KAS)東京事務所とともに、ドイツの外交・安全保障分野の専門家が日本国際問題研究所を来訪し、弊所研究員との意見交換会を開催しました。

意見交換では、米国の対中政策をめぐり、国防総省を中心とする「中国優先派」とMAGA系の「抑制派」の路線の違いや、トランプ大統領がいずれの立場にも必ずしも沿わず、独自に意思決定を行う傾向について議論が行われました。また、ドイツにおいて中国を経済上の競争相手と捉える認識が強まっていることや、国連憲章の敵国条項をめぐる中露の「歴史戦」、AIを活用した情報戦の高度化などについて意見が交わされました。

さらに、ドイツにおける志願制兵役の導入や兵力増強に向けた取り組みのほか、宇宙分野におけるISR(情報・監視・偵察)や潜水艦技術を含む日独防衛協力の可能性について議論しました。欧州の核抑止をめぐっては、英仏の核戦力の役割と限界、ならびに米国による拡大抑止を維持する重要性についても意見が交わされました。

意見交換会の参加者

エアハルト・ビューラー退役中将 ドイツ連邦軍
アレクサンドラ・サカキ博士 ドイツ国際政治安全保障研究所(SWP)
アレクサンダー・マウス氏 駐日ドイツ大使館 防衛技術担当アタッシェ
パウル・リンナルツ氏 コンラート・アデナウアー財団(KAS)日本事務所長

大村周太郎 日本国際問題研究所 副所長
岡本稜大 日本国際問題研究所 領土・歴史センター
竹沢啓伸 日本国際問題研究所 領土・歴史センター
ジャルキン・ランナ 日本国際問題研究所 研究部 中国担当
ブッシュマン・フィリップ 日本国際問題研究所 研究部 米州担当