『北方四島の動物たち』を刊行しました

領土・歴史センターではこのたび、『北方四島の動物たち』(山と渓谷社)を刊行しました。
大泰司紀之(北海道大学名誉教授)・小林 万里(東京農業大学教授)を編者として、調査が困難である知床半島から北方四島、ウルップ島の自然環境について、それぞれの分野の第一人者の方々がわかりやすく解説した書籍となります。北方四島周辺の地域が、世界で最も生物多様性に富む地域のひとつであるのと同時に原生的な自然が残されており、自然環境という点においても価値があることを、学生の皆さまから研究者の方々まで、特に地元である道東に関わりのある多くの方々に知って頂きたく、発信をしています。
本書は、自然科学系の出版に定評ある山と渓谷社より新書版にて刊行され、動物のカラー写真や図録も多数掲載されています。書籍内容は2025年11月27日に開催された領土・主権展示館主催のシンポジウム「北方四島・知床半島の自然-オホーツク海流氷南限域の豊かな海-」の内容とも連動しています。
以下より購入できます。
https://www.yamakei.co.jp/products/2825510880.html
以下書籍の目次となります。
第1章 北方四島周辺の豊かな海 ―海洋環境と水産資源
第2章 国後島・捉島のヒグマ ―伝説の白いヒグマと知床半島との比較
第3章 陸の中小哺乳類、とくにコウモリについて ―地史を反映した日露隣接地域の哺乳類相
第4章 クジラ類とアザラシ類 ―流氷がはぐくむ豊かな海
第5章 トドとラッコ ―漁業との軋轢が懸念される海の哺乳類
第6章 オオワシとオジロワシ ―陸と海の生態系の豊かさの指標
第7章 北方四島のこれからを考える 流氷南限生態系の保全