国際問題ウェビナー ご案内

『国際問題』発行から概ね1か月後を目途に、執筆者によるウェビナーを開催いたします。
特集全体を踏まえた執筆者間の議論をウェビナーで開催することにより、執筆時よりアップデートされた情報を提供でき、 読者の方々にとっても研究の一助・理解の深まりにつなげていただける機会となっております。

イベントの概要

国際問題ウェビナ―「新国家安全保障戦略と国際法」を論じる

開催日 : 2024年1月17日(水) 15:00―16:15
申込締切: 2024年1月16日(火)
会場 : オンラインZoom

浅田正彦・同志社大学教授(巻頭エッセイ 国際法から新国家安全保障戦略を読み解く)
田中佐代子・法政大学教授(「反撃能力」と国際法上の自衛権:反撃能力の行使は「国際法違反の先制攻撃」か?)
中村進・慶應義塾大学SFC研究所上席所員・笹川平和財団客員研究員(反撃能力と武力紛争法上の課題:付随的損害への対応を巡る議論を中心に)
黒﨑 将広・防衛大学校教授(能動的サイバー防御の国際法枠組み:武力未満と違法性阻却による正当化の可能性)
西村弓・東京大学教授(海洋安全保障と国際法:武力紛争時における海上法執行機関の位置付け)
青木 節子・慶應義塾大学教授(宇宙安全保障と国際法)

 2024年1月の『国際問題』ウェビナーでは、「新国家安全保障戦略と国際法」をテーマとする『国際問題』誌2023年12月号の著者が、それぞれの考察を踏まえて、執筆時以降の最新の動きや他の執筆者の分析との関連を含めて議論し、特集テーマをさらに深く掘り下げます。同号の概要は以下のとおりです。
 国家安全保障に関する基本方針である「国家安全保障戦略」が約10年ぶりに改訂されました。新国家安全保障戦略で示された戦略的な指針と施策は、戦後の我が国の安全保障政策を実践面から大きく転換するものとされ、国際法の観点からも重要な論点を提起しています。同号では、他国の領域主権等に対する力による一方的な現状変更およびその試み、サイバー空間、海洋、宇宙空間、電磁波領域等におけるリスクの深刻化といった、我が国を取り巻く安全保障環境と安全保障上の課題に対応するための戦略的アプローチの中で、特にその中核をなす防衛体制の強化に関する「反撃能力」の保有や、サイバー安全保障、海洋安全保障、宇宙安全保障といった問題領域に焦点を当てています。そして、それぞれにかかる国際法の解釈・適用に関する問題や、将来の規範形成に向けて検討しています。
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