イベント実施報告

第5回東京グローバル・ダイアログ

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2月28日

オープニング

はじめに佐々江理事長が挨拶を行い、ウクライナ・中東・米中競争の「三正面」をはじめとする『戦略年次報告2023』に基づく国際情勢の認識について述べ、国際社会の有識者を集めて議論することの意義を強調した。

続いて岸田総理大臣が登壇し、挨拶において、これまで平和国家として積み重ねてきた国際貢献を土台に、世界を分断・対立ではなく協調に導いていくことの重要性を述べた。こうした考えの下、同盟国・同志国との連携の取組みの一環として、4月に国賓待遇で米国を公式訪問する予定であることを述べ、グローバル・サウスに関しても、7月に東京で開催する第10回太平洋島サミット(PALM10)などを通じて更なる連携を進める考えを示した。

→岸田総理大臣の挨拶全文はこちら

最後に、上川外務大臣が今回の東京グローバル・ダイアログのテーマ「動乱の世界:安定した国際安全保障と協力をどう築くか?」に沿って基調講演を行った。講演では、「動乱」の中にある国際社会を安定に導くために、「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序」の維持・強化、国家間紛争の管理と平和の維持、及び脆弱な人々を含む「人」に着目し「人間の尊厳」を守ることが重要であるとの考えを述べた。その上で、3月の安保理議長として、核軍縮・不拡散に関する閣僚級公開会合を開催する旨や、「開発のための新しい資金動員に関する有識者会議」を立ち上げ、3月1日に第1回会合を開催する旨を述べるとともに、「女性・平和・安全保障(WPS)」に関する取組みを一層強化していく決意を述べた。

→上川外務大臣の講演全文はこちら

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