日本
激動する国際情勢の中で、日本をめぐる状況もまた日々厳しさを増しています。米中対立の深まりや朝鮮半島情勢、台湾海峡の緊張といった既存の国際秩序の変動は、日本をめぐる国際関係のみならず、軍縮・不拡散や領土問題・歴史認識問題、グローバル化への対応など長く日本が取り組んできた課題についても新たな状況を形成しつつあります。さらにはサイバー空間や宇宙といった新領域の台頭は、予測困難なリスクを生じさせつつあります。戦後国際秩序の前提条件そのものが変動するなか、ルールに基づく国際秩序の維持・強化に努め、外交・安全保障の自律性を高めつつ、日米関係をはじめ多国間の協力を強化する姿勢が問われています。日本国際問題研究所は多様な観点から日本をめぐる国際情勢を分析し、将来の政策提言を目指した研究活動を行っています。
